【初心者でもわかる!!】ケレン作業とは?〜塗装専門店のヒライペイントが徹底解説〜
今回は「ケレン作業」について塗装専門店のヒライペイントが解説します。塗装を長持ちさせるためには欠かせない大事な工程ですが、あまり耳にしない方も多いかもしれません。この記事では、ケレン作業の概要や重要性、必要な道具について、初心者でもわかるように解説していきます。
ケレン作業とは?
ケレン作業とは、塗装面に残った錆や古い塗膜、汚れをきれいに取り除く作業のことです。この作業をすることで、塗装面を整えて新しい塗料がしっかり密着するようにします。例えば、金属ブラシやスクレーパー、サンダーなどを使って表面を磨いたり削ったりして、不純物を取り除いていきます。
どうしてケレン作業が必要なの?
塗装を長持ちさせるためには、塗料が下地にしっかりと密着することがとても重要です。もし錆や古い塗膜が残ったまま塗装してしまうと、新しい塗料がうまく付かずに塗膜が剥がれやすくなってしまいます。その結果、せっかく塗装しても劣化が早く進んでしまい、再度塗り直しが必要になることもあります。
ケレン作業をしっかり行うことで、こういったトラブルを防ぎ、塗膜の防錆効果を最大限に発揮することができます。また、表面を滑らかに整えることで、仕上がりがきれいになり、その美しさを長く保つことができます。
ケレン作業に使う道具と種類
ケレン作業には、いくつかの道具を使います。代表的な道具は以下の通りです:
- 金属ブラシ:手作業で表面の軽い錆や汚れを取り除くために使います。
- スクレーパー:古い塗膜や錆を削り取るために使います。
- サンダー(研磨機):広い面を効率よく磨いて錆を除去するために使います。
- 研磨スポンジ:埃などの軽い汚れを落とすのに使用します。
また、ケレン作業には「1種ケレン」「2種ケレン」「3種ケレン」などの種類があります。それぞれの違いを簡単にご紹介します。
- 1種ケレン:完全に錆や古い塗膜を除去して、素地が見えるまで徹底的に行う作業です。特に重防食が必要な場所で使います。研磨剤や剥離剤を使ったブラスト法
- 2種ケレン:錆や剥がれた塗膜を取り除き、しっかり付着している塗膜は残します。主に劣化が進んだ場所で行います。
ディスクサンダー、ワイヤーホール、パワーブラシなどの電動工具を使用 - 3種ケレン:軽い錆や汚れを取り除き、表面を整えるための作業です。小規模な補修や保守に適しています。
ディスクサンダー、ワイヤブラシ、ケレン棒、スクレーパーを使用 - 4種ケレン:埃などの軽い汚れを落とす作業。
紙やすり、サンドペーパー、研磨スポンジを使用。
1種ケレン 溶剤の例
2種ケレン 電動工具の使用例
3種ケレン ケレン棒の使用例
4種ケレン 研磨スポンジの使用例
ケレン作業の施工例
各お家のケレン作業必要箇所についてと施工事例を公開いたします。
シャッターBOX
シャッターボックスもケレン作業を行った後に中塗り上塗りをしていきます。
雨樋ケレン作業
雨樋を塗る前にケレン作業を行い塗装がのりやすい状態を作ります。その後中塗りと上塗りを行います。
破風 ケレン作業
破風もケレン作業を行い、中塗りと上塗りを行います。
まとめ
ケレン作業は、塗装の仕上がりや持ちを左右する非常に大切なステップです。私たちヒライペイントでは、しっかりとしたケレン作業を行うことで、お客様の大切な建物を長持ちさせ、美しい仕上がりをお届けしています。ぜひこの記事を参考にして、ケレン作業の重要性を理解していただければ嬉しいです。何かご不明点があれば、いつでもお気軽にご相談ください!