外壁塗装の塗料とは?
埼玉塗装専門店のヒライペイントが初心者でもわかるように塗装に使用する塗料に関して解説します。
下塗り塗料と仕上げ塗料の違い
まず塗料には、大きく分けて下記2種類の塗料があります。
- 下塗り(シーラー)用(サーフ)塗料
- 仕上げ塗り用塗料
同じ塗料を使っているのかと思ってました。
下塗り塗料と仕上げ塗料は、それぞれ以下の違いがあります。
サーフという呼び方やシーラーという呼び方もあります。下塗りは、上塗りの色の明確差をしっかりと出す大切な下塗り材です。
①『下塗り塗料』
下塗り塗料とは、下地を整え、仕上げ塗料の密着性を高めるための塗料です。表面の凹凸を埋めたり、防錆や防カビの効果を付加したりします。
②『仕上げ塗料』
美観や耐候性を重視した塗料で、最終的な色やツヤを決定します。外観を良くするだけでなく、紫外線や雨風から素材を保護します。
なるほど!下塗りと仕上げ塗料で違うのは、わかりました✨
他にも塗料を使い分けることはあるんですか?
壁の素材によって実はまた塗料の種類が異なってくるんです。
材質ごとの下塗り塗料に関して
・サイディング壁
サイディング壁に使用される下塗り塗装は、下記のような塗料です。
エスケー化研 マイルドSDサーフエポプレミアム
下地調整塗材
- 弱溶剤形
- 一液
- シロ
- エポキシ樹脂系
- ひび割れ追従性
- 防かび・防藻性
日本ペイント ニッペパーフェクトサーフ
日本ペイント ニッペパーフェクトサーフ
下地調整塗材
- 窯業系サイディングボードの塗り替えに最適な下塗材です。
- 下地の隠ぺいにすぐれているので、淡い色から濃い色への変更はもちろん、濃い色から淡い色への変更にも最適です。(抜群のカブリ)
- きめが細かいので、上塗りの吸い込みが少なく、仕上がり感にすぐれ、美しい仕上がりが期待できます。
- 防藻・防かび機能を有しています。
- 微弾性機能を有しているので、ヘヤクラックへの追従性があります。
・モルタル壁
モルタル壁は、昔のお家などでよくみられます。主にモルタル壁で使用するのが下記のような塗料です。
エスケー化研 アンダーサーフDS
下地調整塗材
- 自然な仕上げ
スタッコや意匠仕上など厚膜型弾性塗材の塗り替えで、既存のパターンを活かす仕上げを実現しました。 - 優れたサーフェーサー機能
旧塗膜表面に発生したひび割れやピンホールなどを補強し、優れたサーフェーサー機能を発揮します 。 - 優れた付着性
架橋技術を用いた強靭な塗膜は、旧塗膜に対して優れた付着性を示します。 - 優れた作業性
水性のため安全で、臭気が気にならず、良好なローラー作業を示します。 - 優れた透湿性
有機系サーフェーサーをはじめ、汎用の下塗材(シーラー)と比較して高い水蒸気透過性を示しますので、塗膜の膨れを抑制します。
日本ペイント パーフェクトフィラー
- 水性系なので、環境にやさしいです。
- ひび割れ追従能力にすぐれ、中性化防止に役立ちます。
- 1液水性反応硬化形なので、密着性に優れています。
- シーラーとフィラーの機能を兼ね備えているので、さまざまな種類の既存塗膜に直接塗装できます。
トタン・ガルバニウムの壁
トタンやガルバニウムの壁は、エポキシ系の錆止めが主流です。鉄部は下地調整の『ケレン』という作業が必要でこの作業が剥がれや錆防止に重要な役割を担っております。
・木の壁
木部に関しては、、杉、松、ヒノキなど様々な種類があります。塗料選択を誤る業者するいるので最新の注意を払う必要があります。木の塗料の吸い込み具合・木目を活かしたデザインにしたいかどうかでも全く塗料や工法が変わってきます。
仕上げの塗料に関して
ラジカル制御型塗料
塗膜が固く、雨、泥、ホコリなどを弾く性質があり、また汚れがつきにくく長期間綺麗な塗膜を保つことができます。
耐候年数 15年程度
下記のような塗料品があります。
外壁塗料
日本ペイント パーフェクトトップ
SK化研 エスケープレミアムシリコン
屋根塗料
日本ペイント サーモアイSi
SK化研 クールタイトSi
シリコン塗料
外壁塗装でよく使用されるシリコン塗料になります。価格がある程度抑えられているにも関わらず機能と耐久性が高い重宝されている塗料です。耐候年数 10年程度
外壁塗料
日本ペイント ファインSi(防錆上塗り塗料)
SK化研 クリーンマイルドシリコン
水谷ペイント ナノコンポジットW
ウレタン塗料
密着性が高く木部や鉄部に使用する際に使うことが多い塗料です。
耐候年数 5年〜7年程度
下記のような塗料品があります。
外壁塗料
日本ペイント ファインウレタンU100
SK化研 NADウレタン
どの塗装を使用しても技術と実績が重要
塗装は、材質や値段によっても違いが出てきますが一番は、実績の数やどれだけお客様の希望にそった品質で仕上げるかや、職人の技術が重要になります。 そのため外壁塗装・屋根塗装は、複数社で見積もりを取って契約するかどうかを決めるのをおすすめします。