外壁塗装の色選びに失敗しないコツを教えます!

外壁塗装の色選びに失敗しないコツを教えます!

外壁は建物の顔であり、建物のスタイルを引き立て、個性を表現する大切な要素です。
ですが、一度塗ったらすぐには変えられない外壁の色。選び方に失敗すると後悔しか残りません。
そこで今回は外壁塗装の色選びにおいて、失敗しないためのコツを業者の観点からご紹介します。

目次

目次

  1.  失敗しないコツ

  2.  まとめ

失敗しないコツ

失敗しないコツ
失敗しないコツを6つご紹介します!

①建物のスタイルに合った色を選ぶ

建物のスタイルに合った色を選ぶ

建物のデザインやスタイルに合う色を選びましょう。
例えば、クラシックスタイルの家には、温かみのあるベージュや深いレッドなど暖色系が似合いますし、シンプルモダンスタイルの場合は、クリーンなホワイトやグレーなど、クールな色合いがマッチします。
建物のスタイルに合う色を選ぶことで、バランスの取れた外観を作り出せます。

②周囲の建物との調和を考える

周囲の建物との調和を考える

周囲の建物と馴染む色にすることで、まとまりのある街並みを形成できます。
例えば、近隣の建物が明るい色調を持っている場合は、同じく明るめの色を選ぶことで調和を保ちつつ個性を出せます。
反対に、地域全体がホワイトやブラウンなど自然な色合いを持つなら、その中に溶け込むような色を選択しましょう。

個性を出すために、目立つ色や自分の好きな色にするのも良いかもしれませんが、周囲から浮いたような雰囲気になってしまったりなど悪目立ちしてしまうこともありますので、ご注意ください。
周囲は自然な色だけどやっぱり個性を出したい、というときはワンポイントカラーやツートンカラーを明るめの色を取り入れると周囲から浮かずに個性を出せるかもしれません。

③屋根や窓枠との調和を考える

屋根や窓枠との調和を考える

外壁の色だけでなく、屋根や窓枠の色との組み合わせも考慮しましょう。
屋根の色について、暖色系の外壁には茶色やレッド系の屋根が、反対に、クールな色調の外壁には、グレーやブルー系の屋根を選ぶと違和感がない外観となります。
窓枠は、たとえば、白系だと壁の色を目立たせたり、黒だと重厚感が増したり、茶色だとナチュラルなイメージを持たせることができます。

しかし、他の要素との組み合わせが良くないと、窓が目立ちすぎてしまったり、全体の調和を欠いたような印象を与えてしまいます。
外壁と調和する色・相性の良い色を選ぶことで、全体の統一感を生み出せます。

④長期間の視点で選ぶ

長期間の視点で選ぶ

流行に流されず、色褪せなど色が劣化することも考えて、長い目で見たときに将来も自分が受け入れられる色やデザインを選びましょう。
流行りの色は時と共に変わりますが、ベージュやグレー、黒、白、イエロー(アイボリー)などの色は毎年人気の色でもあるので、失敗したくない方はこれらの色を選ぶと良いかもしれません。

また、外壁塗装は数年~10年程度に一度のメンテナンスが必要になるため、色を選ぶ際には塗料の耐久性も考えましょう。

⑤色の面積効果を考慮する

色の面積効果を考慮する

「色の面積効果」とは、同じ色であっても面積によって彩度や見え方、イメージが違って見える効果のことです。
上の画像の、黄色の大きな四角と小さいな四角を見比べた時、一般的には面積が広いほど、より明るく鮮やかに見えてきます。
反対に、暗い色は面積が広いほど、より暗く見える、と錯覚してしまいます。

そのため、カタログの小さなカラーサンプルだけだと実際の色と見え方違うこともあり、しばしばトラブルの原因にもなります。
できれば、「塗板」と呼ばれる通常A4サイズくらいの、実際の塗料を塗布したサンプルを用意してもらい、太陽が出ている状態の日中や夜など、室内ではなく外での見え方を確認することをおすすめします。
もちろん塗板も外壁に比べればとても小さいので、よく考えてから決断をしましょう。

※塗板サンプルを用意できるかは施工店により異なる場合があります。施工店に有無をご確認いただくことをお勧めします。

⑥専門家の意見を聞く

専門家の意見を聞く

外壁塗装の専門家に相談することで、建物のスタイルや環境にあった塗料などアドバイスしてもらえます。
専門的な知識や経験を通じて、自分の理想と建物のスタイルに合った最適の外壁の色を選ぶ手助けになります。

まとめ

今回は業者の観点から、外壁塗装の色選びに失敗しないコツをご紹介しました。
外壁塗装の色選びは建物の個性、雰囲気、イメージを左右する重要な決断です。
専門家のアドバイスを活用しながら、建物のデザインやスタイルなど特性を尊重し、将来のことを考えた色選びを心掛け、理想の外壁を手に入れましょう。

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