外壁塗料の種類と選び方

外壁塗装は、建物の外観を美しくしつつ、建物の耐久性や耐候性を高める重要なメンテナンス作業です。 今回は建物を美しく守るためのポイントとして、外壁塗装に使用する塗料の選び方について解説します。

主な塗料の特徴:

外壁塗装には、数多くの塗料が使用されていますが、一般的に使われている塗料の一部として4 種類の塗料をご紹介します。

1.シリコン塗料
2.ピュアアクリル塗料
3.ウレタン塗料
4.フッ素塗料

それぞれの塗料の特徴については下記の通りです。
目次

1.シリコン塗料

美観を維持することに優れ、現在一般的に使われている塗料です。シリコン塗料は、耐候性・耐久性に優れ、色褪せしがしにくく、汚れが付着しにくいという特徴があります。

ウレタン塗料に比べると、ひび割れを起こしやすいですが、耐用年数は10年ほどで、性能と価格のバランスが良く、コストパフォーマンスが高い塗料です。

2.ピュアアクリル塗料:

ピュアアクリル塗料の特徴は防水性です。塗料が高い弾性を持っており、地震などによりクラック(細い亀裂)ができても、塗料が伸びるため、クラックを覆い、水の侵入を防いでくれます。
価格帯としては決して安くはありませんが、その分、耐久性に優れています。デメリットは、弾性を持ってるための汚れのつきやすさです。

一般的にアクリル塗料と呼ばれる塗料とは別物で、アクリル塗料は、比較的リーズナブルな価格ですが、他の塗料に比べると屋外の耐久性に弱く、耐用年数は短めです。お間違えないようにお気をつけください。

3.ウレタン塗料:

艶や光沢感があるため、建物に高級感を与えることができます。また、塗料が柔らかく、ひび割れが比較的しにくい特徴があります。

一方で、一定の耐久性はあるものの、シリコン系やフッ素系など、他の塗料と比べると耐久性がやや低いです。
価格は安価な場合が多いので、とにかく価格重視の方に選ばれますが、長期スパンで見ると割高になってしまいます。

4.フッ素塗料

現在使用されている塗料の中では、耐久性・耐候性に優れ、紫外線などによる劣化に強く、
汚れがつきにくい、光沢が長持ちしやすい、などの特徴があります。
耐用年数は一般的に15年以上と言われており、価格帯としてはハイランクですが、性能が優れているため、
長期的に見るとコストパフォーマンスが高い塗料です。
デメリットは、他の塗料に比べて弾力性がないため、ひび割れを起こす可能性があることです。

塗料選びのポイント:

塗料を選ぶ際は下記のポイントを踏まえ、総合的に判断します。

・建物の素材と塗料の相性
・地域の気候条件(湿度の高い地域、海風が強い地域、など)
・予算
・耐久性とメンテナンスの頻度
・塗料の色や仕上がり

まとめ

今回は外壁塗装に使われる塗料の種類と選び方についてご紹介しました。

外壁塗装は建物にとって、美観を保つとともに、保護層の役割を持っています。
塗料を選ぶ際は、塗料の優劣のみならず、コストはもちろん、建物の素材や耐久性、メンテナンス頻度など、様々な要素を踏まえて判断します。

また、塗料選びだけでなく、施工業者の選定も重要なポイントです。
ピュアアクリル塗料やフッ素系塗料などは、まだメジャーな塗料とは言えず、
取り扱っていない業者もいるのでご注意ください。

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